2010年10月2日土曜日

鈴木俊隆老師著作 「Zen Mind、Beginner's Mind」 和訳本

片桐老師は1963年に渡米し、最初はロスアンジェルスにある曹洞宗両本山北米別院の禅宗寺へ赴任し、その後1965年にサンフランシスコの桑港寺へ赴任されました。その当時、サンフランシスコ禅センターでアメリカ人参禅者に禅を教えていたのが鈴木俊隆老師でした。

鈴木老師は、1959年にサンフランシスコの曹洞宗寺院、桑港寺の住職として赴任されました。55歳でした。その後、禅の評判が高まりアメリカ人参禅者が急増したため、鈴木老師は桑港寺を離れ、サンフランシスコ禅センターを設立されました。鈴木俊隆老師の著作で代表的なものは「Zen Mind, Beginner's Mind」です。日本人禅老師の書かれた禅の本の中で、多分もっとも広く読まれている、西欧の禅修行者にとっては教科書のような本です。アメリカで人気が高かったため、過去に一度和訳されたのですが、日本ではあまり人気が出なかったようです。

この8月に「Zen Mind, Beginner's Mind」の新たな翻訳本が出版されました。禅の専門用語を使わず、現代の日常使われている日本語で翻訳されています。 平易な言葉で禅を語ると、すでに経典や解説本を読んでいる方や、参禅経験のある修行者は、違和感を感じるかもしれません。一方、初心者にとっては、禅をより身近に感じることができる非常に良い本のように思われます。特に、禅や仏教の専門用語を用いていないため、日本人ならだれでも持っている持っている禅や仏教に対する偏見や誤解を避け、より純粋な状態で禅仏教を学ぶことができます。



鈴木老師が1970年に、参同契について英語で法話を行ったビデオ(サンフランシスコ禅センター)もありました。英語版ですが、分かりやすい英語です。鈴木老師はときどき、その当時禅関係では有名だった鈴木大拙博士と間違えられたそうです。そんなとき鈴木老師は「それは有名な鈴木さんで(He is the big Suzuki)、私はそうじゃないほうだよ(I am the little Suzuki)」と言ったそうです。

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