ティク・ナット・ハン禅師(1962 - 2022)死去

ティク・ナット・ハン禅師は1926年にベトナムのフエで生まれ、16才で僧堂に入り、大乗仏教系のベトナム禅仏教の指導者の下で修行し、25才で出家得度した。「行動する仏教」を実践する平和活動家で、日常の生活でも実践できるWalking Meditation(歩く禅)、お茶の飲み方、マインドフルネス等の考え方を世界中に広めた。その教えは人にやさしく、とても分かりやすい。

より良い毎日を過ごすためのティク・ナット・ハンの10の教え

 ティク・ナット・ハン禅師がフランスで設立したプラムビレッジは非常に有名だ。プラムビレッジは、200人以上の僧侶や尼僧が修行しているヨーロッパ最大の仏教寺院である。ティク・ナット・ハン禅師はアメリカとの関係も深く、ベトナム戦争時代にはその終結を進める活動をし、マーチン・ルーサー・キング牧師との関係も深かった。

1983年にはミネソタ禅センターにも訪問し、片桐大忍老師との交流もあったようだ。戦争や紛争を実際に体験してきた宗教者がまた一人亡くなった。

写真は、Katagiri Project, Minnesota Zen Meditation Center から。

 

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