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2023年1月の坐禅会

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 2023年1月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  1月06日(金)  1月26日(木)   場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30    

12月の坐禅会

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  12月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  12月09日(金)  12月16日(金)   場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30  

「分からない」と「不安」

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以下は2011年に書いたものの再投稿です。将来が不安になる、何が起きるか分からない世の中になってきました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 瑞岳院の森山老師と連絡が取れなくなってから半年が経つ。現在でも何が起こったのか全く分からない。このように「分からない」ままでいることは結構つらい。「分からない」状況でも何かしなければ捜索が進まないのでやっているが、それでも今後のことを思うと不安になる。 「分からない」のは森山老師の行方だけでは無い。この世の中、全ての物事がそうだ。社会生活を営む上で確実なのは、将来皆死ぬということぐらい。科学的な法則であっても将来は変わるかも知れない。これが現実であり、この世界で生きていくには「分からない」状況の中で、可能性の高い状況を想像し、それを手がかりに行動するのだろう。 ただ、問題なのは「分からない」ことが「不安」に直結することだ。 人は「分からない」ことや理解できないことがあると、そのまま受け入れることはできない。受け入れるために、何とかして自分自身が理解できるように納得できるように、「分からない」ことを解釈する。ある人は収集した情報を根拠に、ある人は合理的な考えに従い、ある人は感情的に、ある人は宗教的に。「分からない」ことを自分なりに「分かり」、その解釈や理解を信じこむことで安心したり、あるいは、自分自身が信じた悲観的な解釈によって、さらに不安になるのである。 ただ多くの場合、本当に納得し安心できる解釈を見つけられなかったり、まだ現実とはなっていない悲観的な解釈に恐れおののくのではないだろうか。一時的には納得しても時間が経つと納得できなくなったり、他者から否定されたり、考えていなかった事が起きて、結局は不安に逆戻りとなる。 「分からない」と「不安」を直結させないためには、物事というものは根本的に「分からない」、とアタマと心で徹底的に理解しなければならない。どんなに確からしい解釈であっても、それが誤っていたり、違うことが起きる可能性も常に考えておこなければならない。 仏教では、さらにその上で、このような考え方や理解も自分自身の勝手な解釈の一つだと理解し、さらにそんな理解も自分自身の解釈だと理解し、さらにその上でそんな理解も。。。、と無限に続くループに閉じ込められている自

10月、11月の坐禅会

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10月、11月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  10月27日(木)  11月18日(金)   場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30

芝浦港南ふれあい祭り 花の絵葉書 写真展「四季の花」

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場所:芝浦港南区民センター 1F展示場

8月、9月の坐禅会

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   2022年8月の坐禅会は中止としました。 9月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  9月16日(金)   場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30    

7月の坐禅会

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   2022年7月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  7月22日(金)   場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30  片桐大忍老師法要、2013年6月

場所の変更:6月の坐禅会

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6月の坐禅会の場所が「第1和室」から「第2和室」に代わりました。 日程は変わらず、6月9日(木)、6月23日(木)です。    

6月の坐禅会

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   2022年6月の坐禅会は以下の通りです。 場所が第1和室へ変更となりました。   日程:  6月9日(木)     6月23日(木)  場所:    芝浦港南区民センター  第1和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30   トラクターに乗る楢崎一光老師 1985年夏、ミネソタ宝鏡寺 Katagiri Project, Minnesota  Zen Meditation Center

5月の坐禅会

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 2022年5月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  5月12日(木)     5月26日(木)  場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30   楢崎一光老師 1985年 ミネソタ宝鏡寺 Katagiri Project, Minnesota Zen Meditaiton Center          

4月の坐禅会

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 2022年4月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  4月14日(木)     4月21日(木)  場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30   片桐大忍老師、宝鏡寺、ミネソタ、1984年                                 Katagiri Project, Minnesota Zen Meditation Center 

3月の坐禅会

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 2022年3月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  3月17日(木)9:00-10:30      3月31日(木)9:00-10:30   場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30                 片桐大忍老師、宝鏡寺、ミネソタ、1984年 Katagiri Project, Minnesota Zen Meditation Center    

アメリカの仏教:英語で歌う楽しい般若心経(合唱)

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般若心経は通常、木魚や鐘とともに唱えますが、アメリカではコーラス曲としても歌われています。明るく楽しい雰囲気です。歌われている歌詞は「真言」といわれる般若心経の最後の三行です。 羯帝羯帝波羅羯帝(Gate Gate Paragate) 波羅僧羯帝(Parasamgate)           菩提僧莎訶(Bodhi Svaha!)     

2月坐禅会

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   2022年2月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  2月3日(木)9:00-10:30      2月17日(木)9:00-10:30   場所:    芝浦港南区民センター  第2和室    区民センターは8:45から入館可能です。 坐禅:   第1回目:9:00-9:40   第2回目:9:50-10:30  

ティク・ナット・ハン禅師(1962 - 2022)死去

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ティク・ナット・ハン禅師は1926年にベトナムのフエで生まれ、16才で僧堂に入り、大乗仏教系のベトナム禅仏教の指導者の下で修行し、25才で出家得度した。「行動する仏教」を実践する平和活動家で、日常の生活でも実践できるWalking Meditation(歩く禅)、お茶の飲み方、マインドフルネス等の考え方を世界中に広めた。その教えは人にやさしく、とても分かりやすい。 より良い毎日を過ごすためのティク・ナット・ハンの10の教え  ティク・ナット・ハン禅師がフランスで設立したプラムビレッジは非常に有名だ。プラムビレッジは、200人以上の僧侶や尼僧が修行しているヨーロッパ最大の仏教寺院である。ティク・ナット・ハン禅師はアメリカとの関係も深く、ベトナム戦争時代にはその終結を進める活動をし、マーチン・ルーサー・キング牧師との関係も深かった。 1983年にはミネソタ禅センターにも訪問し、片桐大忍老師との交流もあったようだ。戦争や紛争を実際に体験してきた宗教者がまた一人亡くなった。 写真は、 Katagiri Project, Minnesota Zen Meditation Center から。  

1月坐禅会

 2022年1月の坐禅会は以下の通りです。   日程:  1月6日(木)9:00-10:30      1月20日(木)9:00-10:30   場所:   芝浦港南区民センター 第2和室    

片桐大忍老師

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  アメリカに禅を広めたことで有名な鈴木俊隆老師と同じ時期に、アメリカ中西部で禅を広めたのが片桐大忍老師( 1928-1990 )だ。鈴木老師が活動されたカルフォルニアと違い、ミネソタなどのアメリカ中西部は保守的なキリスト教文化の土地である。その地で長年にわたり布教活動を続け、生活に密着した禅の教えを広めたのが片桐老師です。 私が初めて片桐老師にお会いしたのは 1983 年。当時、私はミネソタ大学大学院の物理科に留学していました。ミネソタに在住する日本人は少なく、日本人僧侶が禅を教えているというのも初耳でした。宗教に興味がなかったのですが、物珍しさから、片桐老師の法話を聞くためにミネソタ禅センターを訪ねました。 ミネソタ禅センターはミネアポリス市内にある大きな湖の畔の住宅を改装したものでした。会場となる部屋には、すでに十数名のアメリカ人、主に若い白人の男女が床にしいた座布団に座っていました。そのとき片桐老師は55才。周りのアメリカ人に比べ小柄であったが、その姿には強いオーラがありました。法話には碧巌録が使われていたのですが、仏教の専門用語が多く、仏教の知識がない私には難解であした。ただ、周りのアメリカ人参加者たちはその難解な話をできるだけ理解しようと努力していたように見えました。 法話が終わると質疑応答が行われました。仏教における「空」の概念の説明からマリファナがなぜ悪いのかまで、さまざまな質問が飛び交い、それに対して片桐老師はユーモアを交えながら真摯に答えていました。この質疑応答はとても楽しいもので、碧巌録の講義以上に、仏教を理解する手助けとなりました。この日以来、大学院を卒業する 1986 年まで、片桐老師の指導の下、アメリカ人の参禅者たちと一緒に、坐禅を取り入れた生活を続けることができました 。 片桐老師には僧侶となった12 人の弟子がいます。多くはアメリカ人で、そのうち数名は、老師の指導に従い、日本の禅寺で数年修行し、独身を貫き、禅センターを作って、現在でも各地で禅の指導をしています。アメリカにおいて仏教僧侶としての生活は経済的にとても厳しいのですが、それでも活動を続けられるのは、彼らをサポートしてくれる支援者が多いためです。老師から指導を受け小さな坐禅会のグループを作っている在家信者も多く、アメリカ中西部の小さな田舎町で数十年以上も活動を継